2025

髙山瑞 個展「ぽろぽろしたたる」|2025.4.4 - 4.20|文ヶ学

大地から切り離された断片が ぽろぽろとしたたり痕跡をのこす
どのように生まれどのように消えるのか どこから来てどこへ行くのか
途方もなく長い時間を あるいは一瞬を わたしたちは想像できるのだろうか
今はただ淡い光線が 屑たちを照らしている 

 




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有楽町ウィンドウギャラリー 2025|2025.2.28 - 3.23HIGASHIYA man marunouchi

photoYuta Hinohara

展示作品は線と余白を主題に、止め石、掛け軸、般若心経を参考にした木の作品で構成しています。

 

中でも、般若心経を絵文字で表した“絵心経”から一文字を引用した作品は、仏教の思想である「空」を、餅を「食う」姿として描かれています。少し笑ってしまうような江戸の洒落、しかし悟りを開くにも「食べること」と「生きること」が大切じゃないかと言われているようにも感じます。

 

きれいで、食べることもできて、命にもなる、そんな果子にずっと憧れを抱いていました。果子も木もいつか消えてしまうけれど、日々の生活にそっと寄り添い佇むものとして側にいることができたなら。“みる”ことも生きることに繋がるのだろうかと自身に問いながらも、そんなささやかで小さな信仰を、いま少しだけ感じています。

 

 




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「Group show 河本蓮太郎 髙山瑞 丹羽優太」|2025.6.14 - 7.5|MASUMI SASAKI GALLERY